図4 2022年までの15カ国・地域の産業用ロボットの販売台数と成長率（単位：千台）

中国は世界最大のロボット市場だ。2022年の中国の産業用ロボットの販売台数は290258台で、2021年より5%増加した。近年、中国の産業用ロボット販売台数は急速な伸びを維持しており、2017-2022年の中国の産業用ロボット販売台数の複合年平均伸び率は約13%（図5）だった。2022年の中国産業用ロボット販売台数の世界市場シェアは約52.5%だったが、10年前の2012年の中国産業用ロボット販売台数の世界市場シェアはわずか14%だった。中国という活気に満ちた市場に奉仕するために、国内外のロボットサプライヤーは中国に生産工場を設立し、生産能力を高め続けている。

図5 2012-2022年の中国産業用ロボット年間販売状況（単位：千台）

日本は世界の主要なロボット製造国であり、世界のロボット生産量の約46%を占めている。2022年の日本の産業用ロボットの販売台数は9%増の50413台となり、2019年の疫病発生前の49908台を上回ったが、2018年のピークレベル（55240台）には達していない。日本の産業用ロボット市場規模は中国に次いで世界第2位。2017-2022年の日本の産業用ロボット販売台数の複合年平均成長率は2%だった。

<p font-size:16px;"="" style="box-sizing: border-box; margin-top: 0px; margin-bottom: 0px; padding: 0px; color: rgb(34, 34, 34); font-family: "Microsoft Yahei", verdana; font-size: 14px; white-space: normal; background-color: rgb(255, 255, 255); text-align: center;「＞米国は米州地域最大の地域市場であり、2022年の米州地域全体の産業用ロボット販売台数の約73%を占めている。2022年の米国の産業用ロボット販売台数は2021年比10%増の39,576台で、2018年（40,373台）のピーク水準をやや下回っている。主な成長動力は自動車業界で、2022年の同業界のロボット販売台数は47%増の14,472台に急増し、自動車業界の市場シェアは37%に回復し、次いで金属・機械業界（3900台）と電気・電子業界（3732台）が続いている。